AI CADの登場はまだかよ?でもそんなのが登場したら勘と経験だけの今までの設計技術者はお払い箱かよ???

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AI技術の進化の報道がよく聞かれるが、現場のCAD使用設計技術者まで、その恩恵を受けているという話はまだきかない。

ちなみに「AI CAD」とググッてみると、沢山のニュ-スが躍り出るのだが、読んでみてもいまいちピンとこない。

設計者として、「AI CAD」で出来て欲しい夢のような話としては、例えば

設計したいと思う設計目的物の仕様を決めてそれを「AI CAD」に認識させると、速やかにそのモデリングとか三角法での制作図面が出来てしまうとかしたら凄いと思うのだが、そんな話はまだまだ夢のような話のようだ。

機械設計に30年近く従事してきたおいらとしては、あの納期に迫れられる地獄のような日々を、まだ続けている設計者が沢山いると思うと、感涙激しいのだ。

最近の新しいCADだと、三角法図面では自動寸法入力とかが出来る。3DCADでは、モデリングしたものを一気に3面の三角法的な図面に変換し更に寸法入力もしてくれるようだ。寸法の自動入力はCADにとっては難しいことでは無い。もともとそれぞれの線や点の属性として寸法が付帯しているのだから。板金とかの黒皮の製品ならそれでもいいのだが、普通の加工製品はそれからが問題だ。表面の粗大の仕上げ表示、加工精度を表すリミット表示。各メ-カ-の各工場で加工する部品には、過去のノウハウや経験から知見された、そういった加工精度のきまりがある。汎用CADソフトにそういった各工場の知見やノウハウを組み込まないと、当然まともな寸法記入は不可能ということだ。

AIは人間とは桁違いの情報入力能力があるという。脳はコンピュ-タだから当然だ。菓子作りとか料理づくりは、今までのコックの知見やノウハウ、経験をAiに入力して、いつも同じ味の美味しい料理をつくる機械が出来ている。ファミリ-レストランとかで安く美味しい料理を楽しめるのはそのおかげだ。

私らの三角法の機械設計者の時代では、自在に三角法を脳内で操り、脳内に浮かんだ構想を紙に転写するには10年前後の経験が必要だった。正しく職人仕事。三角法という言語を習得し操るにはそのくらいの時間が必要だった。勿論その過程では何万枚も図面を描いたものである。がある時、急に壁がくずれて、闇が晴れたように、三角法的な脳内発想ができるようになるという衝撃的な時期があった(自慢話)。

AICADも今はまだ、そんな過度的な状況なのかも。ある時、突然今まででは考えられなかった夢のような素晴らしいCADが誕生するかかも?

まぁでも、そんな夢のCADが誕生したら、勘と経験の、時々チョンボして客先から叱責を受けるような従来の設計技術者は駆逐されてしまうのかな?チョンボ無しで納期に追われない瞬時に描写してしまう夢のCAD、出来て欲しいが、おいぼれ設計者は業界から消える?

最近日本の物つくりの技術が落ちてるよう気がする。組み立て地が殆ど中国だということもあるのだろうか。新品の製品購入しても初期不良が昔とは比較にならないくらい多い。中古の製品のほうが信頼出来る。初期不良が少ないからだ。特にパソコンとかは初期不良が多いらしい😂わたしは最近新品のパソコンを購入したことがない😂。大昔は何十万もするパソコンを平気で無造作に購入してしまっていたが。

今私が常用してるデスクトップのパソコン、3万くらい。8コア-、32GBメモリ-、SSD、GPも4GB。一応3D CADも問題なくスイスイ?動く😂貧乏人でもなんとか今のネット時代を余りコストかけずに楽しめるのはいいものだな。

とは貧乏人のひがみのつぶやきでした。

 

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